セーム革の洗い方

2016.05.30 Monday

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    こんにちは。sumiiro です。

    皆さん、セーム革は使っていらっしゃいますか?
    ジュエリーのお手入れに慣れ親しんだ方にとっては必需品であり、
    はじめての方にとっても、まさに最初にお手入れ用品として手にするものだと思います。

    実はこのセーム革、洗えるってご存知ですか?
    長年使っていると、汚れが気になってきたりして、もう使えないのかな?と捨ててしまっていませんか?

    というわけで!今日はセーム革の洗い方について少しお話してみたいと思います。

    セーム革を購入すると、よく見てみれば、説明書きにもこうあります。
    「汚れた場合、何回も洗え、性能は変わりません



    洗い方については、
    ・石けん・中性洗剤で洗い、ひろげて陰干し
    ・乾燥後、軽くもめば元通り、やわらかくなり何回洗っても、性能に変化はありません。
    と、ありますね。

    で!実際にやってみたことは、ありますか?
    日常のお手入れのみであれば、そんなに洗いたくなるほど汚れたことがない、というのが正直なところかもしれませんね。

    私はジュエリーを扱う仕事上、使う頻度と状況が異なることもあり、結構汚れます。
    まだ学生の頃だったでしょうか、その当時も「セーム革は洗える」ということは聞いていたので、
    さっそくやってみました。
    中性洗剤で洗って、水で流して、陰干ししました。
    すると...?
    かたくなった...!?ごわごわしてるー?(汗)

    その後、手で揉んでみたものの、なんだかいまいち柔らかくならず...う〜んん??
    ちょっともやっとした経験があります。

    何がいけなかったのでしょうか?
    その後、私なりに改めて洗い方を見直してみましたので、
    いざセーム革を洗ってみよう!と思われた際に、よかったら参考にしていただければと思います。


    ※洗う前のセーム革。

    今回ちょうどよい汚れ具合のものが無かったので、
    あえてクリームタイプのシルバークリーナーを使って、いくつかシルバーをお手入れしてみました。
    (通常の乾拭きだけではこのような感じにはなるとは限りませんが、汚れ見本として。)

    それでは、こちらを洗ってみましょう!

    【1】中性洗剤(食器用洗剤でOK)で洗います。
    まず水で濡らします。
    特にクリーナーを使っている場合は、はじめ水を弾いてしまう感じがありますが、よく揉んで浸みこませてください。
    それから洗剤をつけて洗いましょう。
    ぬれたセーム革はちょっとヌルッとした感じもありますが、問題ありませんので気にしないで大丈夫ですよ。
    あんまりゴシゴシ洗うと、のびたり、切れたりしますのでやさしく洗ってくださいね。
    セーム革についた汚れは、表面的なもので、内部まで浸みこんでいるといったタイプのものではないので、
    両手に挟んで手を洗う感じで洗う、くらいの軽さでも十分に落ちると思います。

    【2】水で洗剤を流しましょう。
    洗剤を水でよく洗い流します。
    なかなか流れにくいかもしれませんが、あとでバリッとならないためにも、出来るだけ洗い流しましょう。
    このとき、かたく絞らないことがポイントです!
    以前洗ったときは何も考えず、雑巾絞りのような感じでねじってしっかり水気を絞っていました。
    が、こうするとまずセーム革がよれたりのびたりしてしまいますので、ご注意を。
    少し折りたたんで、面のまま、手で挟んで水気を絞ります。
    ↑この絞り方だと、ほとんど水気はとれませんよね。
    ビショビショといってもいいくらいですが、それでOKです!(むしろほとんど絞らなくても大丈夫です)

    【3】広げて乾かす。
    そのままひろげて置いて干します。
    ぴったり平らに貼り付ける感じで広げます。このとき、かたちもしっかり整えておきます。
    (四隅がのびがちなので、元通りにするためにも注意しましょう!)



    ちなみに私はキッチンのステンレス台のところに広げて干しています。
    以前は「陰干し」ということしか気にしていませんでしたので、
    日陰の物干しに二つ折りにしてかけて干していました。
    その方が乾くのは早いのですが、ダメージがあるようで、乾いた後の仕上がりが違います。

    面で均一に乾かす、というのがポイントでしょうか。
    早く乾かしたい!という場合は上からキッチンペーパーで水分を吸い取ってから乾かすと良いですよ。
    この「乾かす」ステップが一番重要ですので、焦らず待ちましょう!



    一晩置いたら、元のような白っぽい色になります。=乾いた合図ですね。
    そうしたら、このようにしてゆっくりはがしましょう。




    【4】手で揉む。



    乾きたては、ちょっとバリッとした感じで、
    平らに乾かしていても、はがした端はこんなふうに波うったりもしてます。
    はじめはちょっと驚くかもしれませんが、大丈夫です!
    手で擦り合わせるような感じで、揉みほぐしてみましょう。
    そうすると、洗う前のようにやわらかい質感がもどってきますよ。



    FINISH ☆


    いかがでしたか?
    ちょっと面倒かもしれませんが、捨ててしまうその前に、よかったら是非一度試してみてくださいね!

    ※現在のところ、私自身が行っている最善と思う洗い方をご紹介したものであり、これが絶対正しいというわけではありません。
    あくまで一つのやり方として、ご参考にしていただければ幸いです。
    (セーム革が水洗いできる、といこと自体は各メーカー共通の案内です)


    それではまた!


    sumiiro
    コメント
    セーム革ですが80から90パーセント乾いたところで、よくもんでやると以前のように柔らかく再生します。コツは完全に乾かさないことです。
    • by 浮世人
    • 2017/11/17 7:02 PM
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